皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。
皆さんは、写真現像をする際にどのソフトを使っていますか。キヤノンならDPP、ニコンならNX-Dなどなど純正ソフトがありますが、Lightroomを使っている方、RawTherapeeなど使っている方がほとんどではないでしょうか。
私の場合、一番最初に買ったデジ一がソニーのαで、当時の純正ソフト(今もだが)はノイズが出るし解像度もパッとしないしで、余り使い物になりませんでした。
2015年頃でしょうか。Capture One Express(今はExpress廃止)がソニーαユーザーなら使えるというので純正ソフトから乗り換えて、画質の良さとレスポンスの良さにハマって今に至っています。
途中でCapture OneやめてLightroomを使ったこともありましたが、やはり操作性に慣れなくてCapture One Proに戻ってきてしまいました。
そんなわけで、今回は備忘録的な意味合いもありますが、誰でも簡単に「三原色」の中から好きな色だけを抽出してアーティスティックな写真に仕上げるプリセットを紹介しようと思います。
今回の被写体:長瀬琴乃 ©2019 Project IDOLY PRIDE
今回扱う写真はこちら。
アイプラの長瀬琴乃ちゃんのアルバムジャケットです。
吸い込まれるような瞳が特徴的ですね。
撮影はα77+SAL1680Z。
今回は、印象的な瞳の青をはっきりと、より印象的に仕上げたいと思います。
まず、「スタイル」タブを選択。
あとの「組み込みスタイル」はおまかせで…といきたいところですが、ここでスライダーを使って新旧比較をしてみましょう。
Base Editsで「Bright Contrast」を選択。
若干グリーン寄りの色合いがくっきりし、青白く見えますね。
このくらい違います。
そして、Creative Editsの「Cool Tones」を選択するとシャドウがより暗くなります。
ここで、組み込みプリセットに移動します。
「カラーエディター」のEffect-任意の色(青緑赤)で青を選択するとこんな感じ。
青系の色だけ色が残ります。
ただ、ここをいじっただけではただ青を残しただけという印象を受けます。
カラーバランスでCool Lookを選択してみましょう
Cool Look+1
Cool Look +2
さすがに値を大きくすると、青が強調されるため鼻の辺りも青くなってしまいます。
その場合は、「調整タブ」からレイヤ+して、マスクを描く
瞳でマスクを描きました。(マウスをD&Dする)
そうすると、WBや露出、DRは瞳の部分だけ調整できるようになります。マスク部分をわかりやすくするために、マスク部を表示させる機能を使っています。
ここからはマスク部の表示機能をオフにします。
WBを14000Kにした様子
WBを800Kにした様子
露出を+2.3EVにした様子
露出をー2.3EVにした様子
露出をいじると分かりやすいですね。
+2.3EVにして左右の瞳を比べると一目瞭然。
同じ要領で左右の瞳のバランスを調整していきます。
より一層輝きが増し、宝石のような瞳の輝きになりました。
こちらは瞳を無調整にした状態
こちらは瞳を調整した状態
このような細かい作業を繰り返していきます。
AIセレクト機能は大変優秀で、特にポートレイトでは効果を発揮します。
AIによる自動マスク生成の様子。赤くなった部分が適用範囲で、クリックすると確定されます。
バランスを鑑みながら全体を整えていきます。
現像したものがこちら。
というように、色々と遊べます。
現像の練習をするにいいかもしれません。レスポンスが良いので、ストレスを感じることもなく現像ができました。
操作には慣れが必要かと思いますし、Capture One Proはそこそこ高いソフトですが慣れると病みつきになります。
ワークフローもいいし。
という誰向けか分からん記事でした。
ちなみに、この写真はRAWはなくJPEGを使いました。