今回はオーディオネタということで、ケンウッドのCDプレイヤー「DP-1000」の紹介です。
調べて見る限り、1985年製造なので2019年の今では34年前の製品です。
698(69800円)で勝負したCDプレイヤーということですが、実際に視聴してレビウしてみたいと思います。
ちなみに、所持しているCDPは
- ソニー CDP-333ESJ
- 当機
- デノン DCD-755AE
- ビクター XL-V501
です。
時間表示などはこういった表示です。
再生ボタンなど。大きくて使いやすい。
ABリピートなど、今のCDプレイヤーではリモコン操作が必須ですが、この年代のリモコンはあくまで付属品。本体で全ての操作が完結すると言ういいものです。
試しにスーパーユーロビートVol.72を再生。
CDを入れると、「DISC INDICATOR」が光ります。
再生してみました。デイヴ・ロジャースの「BOOM BOOM JAPAN」です。
上記の3機種に比べ音が太いです。
低音には芯がありますが、中音(ヴォーカル域)の音が深く、女性ヴォーカルのみならず、男性ヴォーカル曲も味が感じられます。
高音については、他のCDでヴァイオリンの音を視聴。
細すぎませんが、高音のレヴェルが低いのかあまり目立ちません。
ヴォーカル曲ではこういった結果ですが、最近の曲を聴いてみます。
アイドルマスター のプラチナスターズ(PS4)の曲である「Miracle Night」や「Funny Logic」と言ったEDM寄りの曲です。
Miracle Night に至っては、サビ前まで各キャラの声を活かした構成になっており、声を活かせるか試しました。
いおりんの「月が眠る 不思議な夜」から春香の「今が未来さ」
まで全域において声の柔らかさがしっかり表現されています。
声の表現のみならず、息づかいまでしっかり描写できています。
背景の音楽も高音を除けばかなりいい線行っています。
高音に至っては、スピーカー特性で選ぶ必要があると感じます。
オンキョーのSPではうまく表現しづらいですが、ダイアトーンなど駆動に大きな力を要するスピーカではこのプレイヤーはベストマッチと言えます。
また、低音の響き方(周波数がカーブを描いて落ちるような)に特徴があるパートも楽しめます。
34年前とは思えない性能です。
その一方で少し不自然に聞こえる部分もあります。中音に音が寄っているせいか音が太って聞こえるというか。
比較する方がおかしいと思いますが、CD出始めの頃より、最近のプレイヤーはお金がかかっていないので、デノンDCD-755AEにはがっかりしました。
機会があれば、755AEの方もレビウしたいと思います。