清楚咲夜の日記

何らかの研究をしている私が、趣味について綴るブログです

JALカードプラチナAMEXとキャセイパシフィックMUFGプラチナの比較

皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。

今回は「航空系カード」の代表格である「JALカード」から

「プラチナアメリカンエキスプレスカード」

とあまり有名ではありませんが

キャセイパシフィックMUFGカード プラチナアメリカンエキスプレスカード」

の比較を行っていきます。

 

比較行う経緯としては私自身、今年発行する予定のカードが「キャセイパシフィックMUFGプラチナ」と言うこともありまして、再度確認用としてと言う役割が大きいのですが、この2種類を比較している方にも分かりやすいよう、メリット・デメリットを比較していきます。

ちなみに、今年作ろうかな、と思っているカードはこちらで紹介してあります。

 

JAL白雨(プラチナアメックス)

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航空系カードとしてはANAカードより有名?持っている方が多いJALカードですが、現在プラチナカードで発行されているのは2種類のみ。

  • JCBプラチナ
  • アメックスプラチナ

今回は「アメックス」の方に焦点を当てて分析を行っていきます。

 

1.年会費等

年会費は34,100円(税込)

家族カードを発行する場合は1名当り17,050円が発生します。

 

また、20代限定の「JAL CLUB EST」に加入する場合は上記の34,100円にEST会費+2,200円が発生し、合計36,300円

ということになります。

カードには「アメックス」という名前がありますが、発行は「三菱UFJニコスMUFGカード)です。

 

2.サービス等

JALカードの基本サービスとして挙げられるものは以下の通り。

  • 入会搭乗5,000マイル(初年度のみ)
  • 毎年初回搭乗2,000マイル
  • フライトボーナスマイル+25%
  • ショッピングマイル自動加入(無料)
  • JAL航空券など購入で通常に加えて100円毎2マイル付与(アドオン・マイル)
  • JALビジネスクラスチェックイン(国際線利用のみ)
  • ニッコー・オークラ・JALシティのアーリーチェックイン・レイトチェックアウト

です。

プラチナカード独自の特典として

  • プライオリティパス
  • コンシェルジュ
  • 航空機遅延保険(海外のみ適用)
  • 海外1億(自動付帯5千万)、国内5千万の旅行保険

があります。その他、ESTやJGCについては割愛させて頂きますが、各サービスに準拠します。

重要だと思う内容は赤字にしてあります。

 

3.良い点

1,2の項目から見えてきたメリットを順に挙げていきます。

JALをよく使う人には最適

この点については2で紹介している通りJALグループ利用時にショッピングマイルに加え、100円毎2マイル付与」という点があります。

これは国内外問わず、航空券を購入する頻度が高くなるにつれて恩恵が高まります。

 

例えば「岡山~羽田便」の料金を1万円と想定します。カード利用のショッピングマイルは「10,000円=100マイル+(特約店ボーナス)100マイル」の合計200マイルというわけになりますが、それに加えて「アドオン・マイル」のおかげで「+200マイル」が付与され、1万円の航空券で400マイルが付与される計算です。

 

沢山飛行機に乗る方、1回当りの航空券購入額が高い方ほどメリットがあります。

 

ホテル(オークラ等)でのサービス

こちらはCLUB-Aゴールドカードでも受けられるものですが、One Harmonyで予約できるホテルのチェックインでは早い時間にチェックインでき、チェックアウトでは時間が延長されます。

対象のホテルはこちらから参照できます。

このサービスによって「早くホテルに入って観光が出来る」こと、「チェックアウトの時間が延長されて飛行機の選択肢が広がる」ということを始め色々な使い方があります。

 

全世界の空港でラウンジに入れる

こちらは殆どのプラチナカードで付帯されているサービスですが、ゴールドカードでは国内と1,2カ所の海外カードラウンジのみしか利用できません。プラチナカードの「プライオリティパス」を利用すれば全世界にあるラウンジが利用できるようになります。

 

4.悪い点

航空機遅延保険は海外のみ

JALカードプラチナでは「JCB」と「アメックス」が展開されていると言うことを先ほど説明しました。

JCBのプラチナは海外のみならず、国内でも適用されるのですが、アメックスは「海外のみ」適用されます。

この点はかなり痛いですね…

 

JALをあまり使わない人にはメリットが薄い

これは「年会費」と「サービス」を総合的に判断した結果です。ハードなJALユーザーでなければ持っている意味がありません。

プライオリティパスは他のプラチナカードでも手に入りますし、アドオンマイルはJALグループでのみ適用されるサービスですから、基本的な機能はCLUB-Aゴールドの+α版と考えてもよいでしょう。

そのため、「あまりJALの飛行機に乗らない」という方はプラチナではなくCLUB-Aゴールドの方がコスパは高いです。

ただ、1枚にまとめたいという方で「プライオリティパス」もあればいいな、と言う方にはおすすめできると思いますが…

 

キャセイMUFGプラチナ

通称「黒鹿」と言われる「MUFG プラチナアメックス」が、キャセイパシフィック航空の提携カードという形で発行されています。

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券面は黒鹿に比べて異なる点がいくつかありますが、全体的にキャセイパシフィックのロゴが大きく表示されている点で「航空系カード」であることが分かります。

 

1.年会費等

年会費は、25,000円+税(税込:27,500円)

家族カードは1名まで無料。以降1名毎3,000円が発生します。

 

MUFG」とついていることから分かるかと思いますが、「三菱UFJニコス」が発行している、アメリカンエキスプレスカードです。

 

通常の「MUFGプラチナ」に比べてわずか5,000円高いだけで、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

2.サービス等

こちらでは「キャセイMUFGプラチナ」がどのような特典があるのかを見ていきます。

  • カード発行で1万マイル
  • キャセイパシフィック航空の航空券購入で100円毎1マイル付与
  • コンシェルジュ
  • プライオリティパス
  • 手荷物空港宅配サービス
  • 海外1億(自動付帯5千万)、国内5千万円の旅行保険
  • 国内・国外航空機遅延保険
  • 犯罪被害傷害保険
  • 100円毎1.5マイル付与(国外は100円毎2マイル)
  • 健康・介護相談サービス

 

と言うサービスです。基本的には「MUFGプラチナカード」と変わりはありませんが、ポイント付与が「Asia Miles」(アジアマイル)と言う形になっています。

 

3.良い点

JALカード同様にご説明していきます。

無駄なくマイルが貯まる

こちらのカードの特徴として「100円毎1.5マイル付与」と言うことが挙げられます。海外での決済では100円毎2マイルが付与されるのですが、JALカードのような「特約店」がないので、どこで使っても無駄なく「100円=1.5マイル」という基準でマイルを貯められます。

また、マイルは実質無期限ですので、JALのように「知らないうちに有効期限が切れてた」と言うことはまずあり得ません。

 

航空機遅延保険

JALカードでは「国外のみ適用」という形でしたが、こちらは本家MUFGプラチナと基本スペックが同じと言うこともあって国内外問わず、航空機遅延保険が適用されます。

補償額についてはこちらのページからご覧ください。JCBプラチナに比べるとやはり額は低めです。

しかしながら、カード利用がなくても保険が適用されるので、JALの航空券をJALカードで買って、万が一と言う時でも適用されますので、利用できるカードが広がります。

 

全世界の空港でラウンジに入れる

こちらは殆どのプラチナカードで付帯されているサービスですが、ゴールドカードでは国内と1,2カ所の海外カードラウンジのみしか利用できません。プラチナカードの「プライオリティパス」を利用すれば全世界にあるラウンジが利用できるようになります。

 

4.悪い点

カードラウンジは1名のみ(同伴無料ではない)

JALカードは私が持っている「一般アメリカンエキスプレスカード」でもカードラウンジが使え、同伴も1名無料なので本家アメックスのようなサービスなのですが、MUFG プラチナアメリカンエキスプレスカード」(本家)同様、同伴者は1名無料にはなりません。

一人しか利用できないのは少し残念ですね。(ここはJALアメックス一般の方が優れている)

 

他に、特には見当たらない。

正直言ってしまうと「ないくらいに精錬されたカード」という印象なので、個人的には「ここが悪い」と指摘するポイントはあまりありません。

強いて挙げるとするのならば、「Asia Miles」の付与に3週間以上かかるという点でしょう。

 

このカードは「キャセイパシフィック」のみならず、One Worldに加盟している航空会社で利用できるアジアマイルと言う形でマイルが付与されます。

そのため、最初から「国際線」を視野に入れてカードを利用するということは勿論ですが、JALで運航されている国内線でもアジアマイルを利用することが出来ます。

 

しかしながら、アジアマイルで「JAL 国内線」の特典航空券に換えるとなれば、羽田~沖縄で往復3万マイルが必要になります。地域によっては割高になることがあり、

場合によっては国際線の方がお得なケースがあるので、注意しましょう。

 

総合比較・まとめ

というわけで、年会費を始め様々なサービスを表にまとめましたのでご覧ください。

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※2020/01/22現在

 

おそらく、一番分かりやすい内容だと思います。正直、発行が「三菱UFJニコス」というだけあって、大体同じような感じのサービスであることが分かります。

 

個人的に表には載せていませんが惜しい内容として「キャセイMUFG」は「カードラウンジの同伴が無料ではない」というのが一番大きいです。 

私の持っている「JAL CLUB EST普通カード アメックス」ですら、同伴1名無料になるのに…

 

とは言っても、家族全員ゴールドカードを持っているので、あまり使う機会はないのですが、1人ずつ出すより2人分を1回で出した方がラクなので、時短になります。

私は2回ほど、家族と一緒に飛行機に乗った際にJAL雨の1枚でカードラウンジが2名分利用できました。

 

家族カードを発行すると考えれば圧倒的にキャセイMUFGプラチナ」がおすすめ。

家族カード1枚無料のうえ、2名以降でも1枚ごと3,000円なのでプライオリティパスが存分に発行できます。

 

というわけで、以上がまとめの内容です。

 

やはり個人的に悩んでいた「JALアメックス プラチナカード」と「キャセイパシフィックMUFGプラチナ」の比較を頭の中で考えているだけではなく、実際に文字にすると理解が深まりますね。

私の勤続年数で審査が通るのか楽しみです。(今年で3?4?年目ですw)