清楚咲夜の日記

何らかの研究をしている私が、趣味について綴るブログです

レクサスUX300eのレビュー

皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。

このたび、私の愛車「レクサスGS350」の車検を迎えましたので、ディーラーへ行って車検を受けると同時に代車を借りました。

前回の代車はRX450hでしたが、今回はUX300eでしたので、乗り心地等の感想、レビューを行いたいと思います。

 

今回のUXは、電気自動車ですので、人生初の電気自動車という点にも触れて行きたいと思います。

 

外観

外観としてはこんな感じ。

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SUVにあまり興味がないので、外観については「UXだね」というものです。調べてみたら、UX300eだけはUXの中でも差別化されており、ホイールだけは違うようです。


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サイドには「ELECTRIC」というエンブレムがあり、電気自動車ということを示しています。

 

外観・トランク

トランクについてはこのようになっています。
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UX300eの「300e」は青色のエンブレムとなっておりました。

リアについては、電動のパワーバックドアが装備されていました。便利ですね。


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トランクの広さ。

荷物を積む際に、若干高さがありますので、買い物に行った際にかごを移し替えるのに少々「高いな」と感じましたが、そこまで毎日荷物を積むわけでなければ問題はありません。

 

後部座席

それでは、後部座席を見ていきます。
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ドアを開けた様子。

乗り降りに関しては、若干入口が狭いな、と思いますが、GSよりは乗りやすいと思います。GSは本当に後部座席のことを考えていないので…


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右リアには充電口が用意されています。

ふたはプッシュ式でした。中にLEDがありますので、暗いところでの操作性は確保されています。


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後部座席に乗ってみますとこんな感じ。

やはり足下のスペースはちょっと狭いかな…と思いましたが、後ろに人を乗せて近所に買い物に行った際には、そこまで狭いとは言っていなかったので、普通の大人2人が乗る分には問題のないスペースかと思います。

400kmくらい乗ると違ってきそうな気はします。


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中央には、USB充電ポートとシートヒータが用意されていました。

 

運転席

それでは、運転席周りを見てみましょう。
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ドアはかなり厚みがあり、しっかりとした重みを感じます。

乗り降りに関しても、高さがちょうどよく、シートのサイドサポートがキツくないので、いい感じ。


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運転席周り。今回のUX300eは置くだけ充電以外の装備がすべて装着されていました。

目線、ハンドルポジション、アクセル等のペダルポジションもなかなかしっかり作られていました。


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システム起動した様子。現代的なメーターで、電池残量メーターだけは針ですが、それ以外のスピード計はデジタル表示でした。


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サンルーフおよび照明スイッチ類。

照明に関しては全てLEDバルブで、タッチ式(ボタンがないタイプ)です。

中央の照明はOFFにするときにゆっくり消えていくタイプで、上質な空間演出だと感じます。


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サンルーフをチルトした様子。

この状態で全開になりますので、外からみるとかっこいいかも。


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メーター

「一応」260km/hスケールです。後ほどインプレッションについて記載しますが、なかなか刺激的な車です。


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左奥には、走行モード切替スイッチがあります。Sportモードにするとメータも赤くなります。


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シフトレバーに関してはプリウスなどと同じ形式のものですが、しっかりとしたシフトノブで、操作感(重厚感)のある操作性なので、シフトミスはないと思います。

また、コマンダーに関しても手前で音楽などエンタテインメントの操作が、タッチパッドでナビ全般の操作ができるようになっており、オーディオ関連については操作性がよかった。


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Mark Levinson装着車。

本革シートでは、全自動のシートヒータークーラー、ハンドルヒーターが装備されています。これが本当に便利で、寒いときだけシートヒーターが全開運転になり、それ以降は弱くなるので適温で運転ができました。


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音楽を聴いている様子。

やはりMark Levinsonというだけあって音はしっくりきます。ただ、GSと比べると中音が薄いかな。

それでも、RXの非Mark Levinson装着車より音はいいです。


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電気自動車ですが、回生ブレーキ調整のためにパドルシフトが備わっています。

また、ハンドル周辺は操作する部分が多くて「どれだ?」と考えていましたが、1時間も運転すればどんなモノかわかりました。


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AC100Vも付いていますね!その他、アラウンドビューカメラ、HUD、ASCは解りませんが、ASCも付いています。


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エアコン操作はナビからも行えますが、ハード面でも操作可能。

温度調整はノブを上下にすればよいので、直感的。

クリック感についてはもうちょっと「操作している感」があってもいいかな。


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ナビの画面が非常に大きくていい感じ。


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HUDです。

速度、パワーメーター、レーンキープ、ナビなどの表示がされるほか、制限速度の表示もありました。

 

ライトなど

撮影していたら周りが暗くなってきましたので、撮影してみた。
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3眼LEDとLEDフォグ。ウインカーは流行の流れるタイプのものではありませんが、LEDでした。

雰囲気はいいですね。


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リア。一文字のLEDライトになっています。最近のISもハリアーもこんな感じですよね。流行なのかな。

 

運転してみての感想(アクセル操作など)

乗ってすぐに感じたのが「リニアな加速だな」ということ。

ガソリン車、HV車と比較しても「加速」については右に出るものはないんじゃないかな。

1.5Lのターボ車(コルトR)と3.5LのNA(GS)に乗っていますが、出足からもっさりせずに踏んだだけ新幹線のように、静かに加速していく感覚には驚きました。

それも、踏んだら踏んだだけグイグイ加速していき、ターボの過給とNAの上まで回っていくスムースさが両方出ているような感覚を覚えます。

30km/hくらいからアクセルを6割くらい踏んだだけでスリップ警告灯が出るほどのトルク感は、まさにハイパワースポーツ車に乗っているかのような感覚ですし、新感覚の加速体験でしたので、UX300eはスポーツ車に乗っている人に、加速を味わってみて欲しい車だと思いました。

Sportモードにすると車内のスピーカーから「加速音」が出るようになっていて、ギミックとして面白かった。

反面、加速すると電池残量が結構減ります。

 

運転してみての感想(ブレーキ操作など)

UX300eの欠点は、ブレーキの操作です。HVはプリウス、アクア、RX450hと乗ったことがありますが、ガソリン車・HV車の感覚でブレーキを踏むと「回生しすぎ」なのか、カックンブレーキになります。

ブレーキタッチ(踏力を調整)がやけにシビアで、赤信号などで車を停めるときにガソリン、HVだと徐々に緩めれば、カックンにならず停車してブレーキを奥まで踏めますが、UX300eは徐々に緩めても0km/hで若干動いていくのが「なんだかな~」と思います。結局奥までブレーキ踏むのでカックンします。

走行中においても同様で、特に10km/h以下が「効きすぎ」ます。一般道を通常走行する程度の速度だとアクセル離すだけで回生ブレーキが効くので、逆にブレーキの操作はあまりないかもしれません。

 

赤信号などで停止する場合、また走行中の減速にはパドルシフトを操作して回生力を変えていくのがベストだと思います。

Dレンジでもパドルシフトを操作することによって回生ブレーキの強さを調整できるので、赤信号などの停止時はMT車のような感覚で運転するのが正解かも。

この辺り、トヨタのことなので改良はしていくと思います。

 

運転してみての感想(乗り心地)

乗り心地としては「レクサスらしい」です。あくまで後ろに人を乗せるのではなく、BMWのような「ドライバーズカー」という立ち位置でしょうか。

凸凹に対しての反応(突き上げ)は嫌な感じはせず、必要なインフォメーションだけ伝わってくる具合。

不必要にぐらぐらする訳でもなく、SUVで車高が高いにもかかわらずロールをそこまで感じないのは乗っていて安心感に繋がりますね。私はこのくらい硬い車が好きです。

 

内外装についての感想

世間では一般的に内装の質=手抜き・見た目以上の質というようになっていますが、私的には内装は「機能的」であればあるほど良いと思っています。

今回のUX300eに関しては、世間一般で言われている「プラ素材の多さ=安っぽい」ではなく、必要なところにしっかりとした革・質の感じられる素材が選択されているという印象を受けました。

高級車といえばやはり、木目のパネルという印象が私の中にあり、GSについてもふんだんに本木目が使用されています。

そういった意味では、UX300eは柔らかい素材やダッシュボードにはレクサスの世界観を感じられる素材が選択されているのが素晴らしいと思います。

また、肘置きにもヒーターがついているのには驚きました。

 

このサイズ感だとCX-5と比較検討される方が多いと思いますが、落ち着いたUXか、「解りやすい、見えるところの質・素材」にこだわっているCX-5は本質的なところで「好みによる」と言えるかと思います。

コスパ重視ならCX-5のがいいと思いますが、おもてなしの感じられるUXも捨てがたいと思います。

走りの質を見ちゃうとUXが圧倒的ですけど。

 

総評

UX300eで初めて電気自動車かつ、このサイズのレクサス車に乗りましたが、思いのほか「よくできた車」だと思いました。

電池量による走行可能距離、ブレーキについて課題は残っていますが、それでも実用的な、レクサスの味を感じられる電気自動車でした。