清楚咲夜の日記

何らかの研究をしている私が、趣味について綴るブログです

【Nikonの一眼レフ】D800/D800Eに合うおすすめSDカード

皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。

この度、ニコンのD800Eを導入しました。

D800Eの他に、EOSやαを所持しているのですが、やはりD800/D800Eといったら3630万画素という高解像マシンなので、レンズ選びも重要です。

その他にも重要なものがありまして、記録媒体です。

ニコンD800Eには「CFカード」と「SDカード」のスロットがあります。いわゆる「ダブルスロット」というやつです。

ダブルスロットといえば、ニコンD3。D3はEOSシリーズと大きく差を付けた機種でした。(EOS1Dユーザの目線ですがw)

今回はダブルスロットの「SDスロット」に注目し、3630万画素を受け止めるのに必要なSDカードの考察を行っていこうと思います。

目次

 

基本性能

まずは、D800/D800Eの基本性能を簡単におさらい。

  • 有効画素数3630万画素
  • CHモード時4fps(4コマ/秒)の連写
  • 35mmフルサイズ
  • UHS-1対応

超がつくほど簡単なおさらいなので、今回のSDカードについて重要だと思われる性能を抑えておきました。

 

SDカード考察~はじめに~

私が所有しているメディア(SDカードのみ)を紹介します。

 

先日購入した「トランセンド」の128GB SDXCカード

 

サムスン製のSDXCカード

他、

など。

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殆どがUHS-1に対応しています。

今回は3630万画素に耐えられる(と思われる)製品の中から以下を選択しました。

順番から言うと「おそらくこの順で速度が低下していく」と思われる順番です。

 

速度計測

それぞれ速度を計測してみましょう。(面倒なので1回限りの一発勝負!)

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まずはエキプロ。あれ?思ったよりWriteが遅い????

購入したのが2014年というのも関係しそうですが、(当時1万超えていたんですよトホホ…)まあ70MB/s以上でているので問題はなさそう。

 

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続いてサムスン製64GB。

前回計測時より明らかに落ちていますね。Writeが43MB/sしか出ていません。ランダムではエキプロを上回る結果に。

 

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つづいてUltra 32GB。

あれれ??22MB/sしか出ていません。これだと少しキツそう。

 

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続いてトランセンド製の128GB。

思ったよりWriteがよく、44MB/s出ました。安くても十分使えそう。

 

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続いてmicroSDXCのトランセンド製128GB。

現行製品は上記のトランセンド128と同じラインなのですが、ランダム性能が圧倒的に低いものの、シーケンシャルでは69.99MB/sという好成績。

 

速度計測を終えての感想

次の項目で考察をしますので、まずは結果を受けての感想です。

意外にも「安物」SDカードがWriteでは好成績でした。San Disk UIltraは他に比べて圧倒的に安い、SDHCカードというハンデがありますが、エキプロに比べて「やっぱりこんなもんか」と言うような成績でした。

なんと言っても「さすがエキプロ」という感想になってしまいましたが、やはり安くてもUHS-1のSDカードはそこそこ速い。

 

D800/D800Eに合うSDカード考察

お待たせ致しました。上記のSDカードにおけるベンチマークを終えて、実際の写真データを元に最低でもこのくらいは欲しいよね、と言うカードを考察していきます。

 

まずは、写真データの重さを見てみましょう。

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こちらは「JPEG」で撮影した写真です。JPEG Lサイズ FINEで記録。

22.7MBというJPEGでは圧倒的に大きなサイズ。EOS1Dの時はRAWでこのくらいでした。

 

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こちらは「RAW」で撮影した写真です。ロスレス圧縮14bitで記録。

46.3MBという「なんじゃこりゃ!」と言いたくなるほどに大きなサイズ。別次元に来たような感覚…

 

実際にこちらの写真は「RAW+JPEG」で記録しています。2つ合わせて69MBが同時に記録されるわけです。

実際のファイルサイズは一概には言えませんが、色数と深さが多くなるほど増えるので、風景・ポートレイトなどは更に増える可能性があります。

 

ファイルサイズを考慮し、JPEGでは18~25MB、RAWは35~55MBとし考察を行います。

  • 最低でも25MB/sは欲しい

スタジオ撮影、風景撮影、記録撮影など様々なシーンで使用されると思いますが、旅行先での写真撮影を考えた場合の数値です。

連写しない人にとっての最低数値となりますので、シーンによっては「絶対足りない」といえます。

というのも、EOS1Dでスポーツ写真を撮影していた時のメディアはUDMA-7のCFでしたが、「これでも足りんわ」というような過酷な撮影でした。D800でスポーツを撮ろう!と言う人は少ないと思いますので、それを考慮しての最低限です。

 

  • 推奨は45MB/s以上

1秒間に45MBのデータを転送できると言う意味です。RAWのファイルサイズを考慮し、45MBにしましたが、これは「スムースに再生、記録できる下限」です。実際に最も数値が近い「トランセンド製の128GB」で記録してみましたが、問題なくスムースにRAW+JPEGの記録、フルHDの動画記録が行えました。

欲を言えば60MB/sは欲しいのですが。

 

具体的なおすすめ商品

色々なSDカードが販売されていますが、以上のデータ、考察を踏まえて「これだったら問題なく使える!」と思う、私目線での製品をピックアップしてみます。

(価格なども考慮して)

 

 1.Sandisk Extreme

 個人的に写真業務に携わってきたなかで「微妙なんだけど」というブランド、Sandisk。一回データ消失という最悪な状況になってしまいましたが、今はそこまで酷くないので、価格と性能を考えればお得な1枚。

価格も4千円とリーズナブルながら、128GBという大容量。別記事で紹介しますが、D800の場合、128GBじゃないと1000枚記録できません。(RAW+JPEGの場合)

 

2.Sandisk Extreme Pro 

ご購入される場合は「jnhショップ」から買った方が安全だと思います。並行輸入品なので、国内モデルに比べて圧倒的に安いのが特徴。正規品だと1万超えますので…

並行輸入品ですので、5000円弱で買えます。

(自分のエキプロは国内モデルなので1万オーバーしました)

安定の性能、耐久性で考えれば一番おすすめできます。

 

3.Samsung EVO plus

microSDXCなので、取り扱いには注意が必要ですが、推奨レベルで書き込みが出来る安価なSDカードです。なんと2000円ほど。

サンディスクに比べて安心かは微妙ですが、沢山撮るから安価なSDカードがいい!と言う方にはおすすめできますね。

実際に使用してみても「まあまあいけるな」といったところですので、不満は抱かないと思います。

 

4.Transcend 300シリーズ

私も使用している300シリーズ。EVO plusより高いですが、micro SDXCではないので、取り扱いはそこそこ便利。最初は挿入しづらい点が微妙ですが、価格と性能を考えれば十分に使用できます。

2500円くらいなので、サンディスクを買うほどじゃないし…と言う方にはベストな選択と言えるでしょう。

 

5.Lexar 1000x

現役時代に最も信頼していたブランド「Lexar」のSDカードです。

性能はエキプロ並みなのですが、信頼性は圧倒的にLexarです。データエラーが一度もありませんした。

Extremeと同じ4千円ほどで購入できますが、並行輸入品なので、しっかりと見極めて良いショップで買う必要有り。

 

避けた方が良いSDカード

じゃあ、逆に買ってはいけないSDカードはあるのか?と言う意見があるでしょうから、その特徴を挙げておきます。

これはやめましょう。何が起こるか分かりません。

 

D800で使うには記録枚数の関係で無理があります。300枚くらいしか記録できません。またエキプロでも無い限り、性能が低いものが殆どなので、避けた方が良いと言えます。

 

まあこんなもんでしょうw

 

最後に

SDカードは大容量化、低価格化で色々な製品が販売されていますが、やはり「突然データが消えた!」ということは避けたいので、できるだけ良い製品を見極めていく必要があります。

そういった意味ではサンディスクはベストな選択肢といえますが、どのメーカーでもデータ消失の可能性は0にはなりません。

くれぐれも静電気に注意して操作しなければならないことを忘れずに、メディアの選択をしましょう。