皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。
私は全国各地の水族館に行くことを目標に(?)色々と行っている独身男性でありますが、私の住んでいる横浜市金沢区にはそう、横浜・八景島シーパラダイスがあります。
年パスを持っているので時たま行くのですが、その際にカメラを持っていって撮影をしていますので、それについて今回は触れてみたいと思います。
使っているカメラ
使っているのは、ニコンD800Eです。
だいたい、研究用資料の撮影でも色々な場所に持っていくので、頼れる一台を…と思って買ったんですよね。
そろそろミラーレスに乗り換えなきゃな~とは思っていますが、ソニー系の機種だと面白みがないので、ニコンZ7あたりかな…と思いながら。
使っているレンズは、ニコン純正の24-70mmと24-120mm、シグマの35mmです。
後述しますが、イルカショーを撮影する場合は少なくとも100mm以上のレンズがあった方がいいです。
APS-Cだと、1.5倍換算できるので、70mmくらいあれば十分かな。
何が重要か
イルカショーの撮影において重要な要素は
- AFの速度(捕捉力)
- 先読み
- 耐ノイズ性
の3つかと思います。
最新のカメラだとノイズ処理がかなり高次元ですが、D800Eのようにやや古めかつ高画素機だとシャッター速度を上げて撮影するため、シーンによってはかなりノイズが乗ります。
最も重要なのが人間がイルカの動きを「予測」する「先読み」力だと思いますが。
作例
実際に、色々な写真を交えてみましょう。
※写真掲載に際して、サービスの上限が10MB/枚のため、リサイズ処理をしております。
成功例
ISO1600 F4.5 SS 1/1250 AF-C d21モード 120mm
この写真は比較的上手く撮れているものです。
AFの設定はAF-Cで中央部周辺の21点に焦点が合うように設定しています。
シーパラは何回も行っているので、ある程度予測できているため、写真の歩留まり率も高いです。
ISO900 F4 SS1/1250 AF-C d51モード 120mm
AFの設定はAF-Cで全てのフォーカスポイントのうち動体が検出されたフォーカスポイントに合焦するように設定しています。
ISO1400 F4.5 SS1/1250 AF-C d9モード 62mm
AFの設定はAF-Cで中央部周辺の9点に焦点が合うように設定しています。
先ほどは100mm超で撮影していましたが、これは62mmで撮影したものです。
背景のボケ感など比較すると境界があいまいに感じられます(全体的にピントが合っているように感じられる)。
こちらは失敗よりの成功ですが…
初めて訪れたマリンワールド海の中道で撮影した1枚。場所取りができなかったので。
ISO250 F6.3 SS1/800 120mm AF-C 3Dトラッキング
ジャスピンですが、何かが跳んでいるという情報しか入ってきません。
というように、
ことが撮影成功に大きく関わってきます。
マリンワールド海の中道のような、背景が明るい場所だとISO感度はさほど気にする必要はないように思います。
失敗例
失敗例も載せておきます
ISO250 F4.5 SS1/800 AF-C 120mm 3Dトラッキング
3Dトラッキングは優秀な場合とそうでない場合がありますが、最初は1点のため、水槽の水を捕捉してしまった作例。
水しぶきにはピントが合っていますが、イルカには合っていません。
ISO1800 F4.5 SS1/1250 AF-C d21
こちらは先読みを失敗した1枚。連写設定をしたうちの1枚目に当ります。AFがイルカではなく背景に合っています。
同様の先読み失敗はこちらも。
ISO250 F4.5 SS1/800 AF-C 120mm AF-C d51
初めて行く水族館だとまあこうなるでしょうね。
といった具合に、カメラの能力(連写速度等)も重要にはなりますが、どこから跳ぶのか、どういった飛び方をするのか、など「読み」が必要になります。
ファインダーだけで捉えるのではなく、ファインダー外の情報を逐一観察しながら撮影に臨むことが、成功率を高める秘訣と言えそうです。