皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。
この度、新しいスピーカーを購入・導入しました。
B&W 700シリーズにするか、Monitor Audio Bronzeにするか色々悩んだ末、昨今注目がされている「polk auido」のSignature Elite ES55が目にとまり、シリーズの検討を進めた結果、ES60かReserve R500か悩み、R500にしました。
それと、ちょうどよく新しいクレカが届いたらからね。IYHしちゃった。
スピーカーの説明・写真を掲載した後、レビューをしてみたいと思います。
8畳の部屋に導入です。
大きさは、パソコンのATXケースの2/3くらいの大きさ。奥に長いです。
これまでは、ソニーのSS-CS3を使っていました。
色は「ブラウン」を選択。木目調の、いい色合いです。
なお、サランネットはマグネット式になっており、手入れはしやすい。
ウーハー部分は13cmの「タービンコーン」と呼ばれる中音域の質向上が図られているユニットが採用されています。
ツイーター部分は「ピナクル・トゥイーター」と呼ばれるリングツィーターが採用されています。ものすごい尖り具合です。
ドーム型やコーン型のツイーター(素材によってソフトやボロンなど)にはみられないものです。
本スピーカーは、ウーハー×2、ツイーター×1の2Way 3ユニットの構成になっています。スピーカーの裏側にバスレフポートがありますが、X-Portと呼ばれる特許技術を採用。
スピーカーの全体的な説明はこちらをご覧ください。(公式サイト)
https://jp.polkaudio.com/shop/polkaudio-floorstandingtowers/r500_jp
1.購入経緯
冒頭で述べたとおり、元々B&WかMonitor Audioにする予定でした。しかし、Polk Audioは値段以上の音がするということで話題になっており、Elite Signature ES60とReserve R500は値段が近いことから比較対象になりました。
B&Wで言えば、600の上位か700の中くらいの違いに近い部分がありますが、ポークオーディオの場合、上位グレードの方がキャビネットの作りがしっかりしているというので、今回はES60ではなくReserveシリーズを選んだという訳です。
もう少しお金を出せばR600を買えますが、ウーハーの径が大きくなると低音の量が増すため、あまり大きくても困ることが理由でR500にしました。
ペアで買って12万はどうなのか、実際に音楽を聴いてレビューしてみます。
2.レビュー
届いて接続し、すぐに音楽を鳴らした感想では「ものすごい低音だな」ということです。音楽を聴くのであれば、サブウーファーは不要です。
各音楽を聴いた後、全体的な感想を述べたいと思います。
まずは、再生回数が最も多く色々な場所・スピーカーで聴いてきた音源を再生します。
ジャンルが「サイケデリック・トランス」なので、必然的に低音の量とスピード感、高音のスピード感が求められ、同時にヴォーカルがあるので中音の質を確認するにはもってこいです。
イントロからはじまるサビでは、低音の深さ・スピード感は文句なしです。周波数の切り替わるポイントでのもたつきは一切なく、密閉型に近い低音です。
高音のスピード感はハイハット・シンバル・シンセの音を聞くと分かる通り、しっかり出ていながらもスッと消えていく表現力は「これで1本6万円か?」と思うくらいにいいです。
中音に関してはDS-53Dをメインに使っていたこともあり、可能なら3wayを選択していましたが、このスピーカーでは2Wayで十分だと感じるほどにバランスが良く出ています。
あらゆる音が上手い具合に分離していながらも、神経質になるほど分離している訳ではないので、モニターライクな音質ながらもしっかりと「音を楽しむ」余韻が残るスピーカーだと感じます。
続いては、三菱X-FORCEのCMで採用された「Move Your Body」を聞いてみます。
X-FORCEはヤマハとのコラボがなされ、ヤマハオーディオシステムが搭載された三菱初の車です。
スピーカーによっては低音がタイトに出てしまう曲ですが、聴き疲れしない程度にゆったりとした(キツくない)低音が出ており、同時に中音域の広がりが感じられるため「音に包まれる」というのはこういうことなんだな、と感じられます。
この曲だと、ポークオーディオがアメリカのスピーカーであることを感じます。
いわゆる「和ロック」に分類される楽曲です。
イントロからほどよく弾むリズム感、低音のレスポンスの良さに驚きます。
一方で、モニターヘッドホンを通して聞くと分かりますが、中音域が少し出すぎかな?とバランスが中音に寄っていることが分かります。
高音は出ていますが、ちょっと引っ込み気味になりました。
続いてはHIP-HOP
え?と思われるかもしれませんが、低音からヴォーカルのバランス、ハイハットなどの音が随所にありまして、どこかの音に引っ張られてしまい、なかなか再生が難しいのです。
低音の量には問題なし。ただし、70~90Hz辺りと200Hz辺りにクセがあるスピーカーなんだな、という感想。
400Hzから上は全然問題なし。むしろクリアーに視聴できます。
続いては、「わが祖国」よりモルダウ。この曲の理由は、中学生の時、音楽室にはB&Wのとても良いスピーカーが置いてありまして、音楽の授業で聞いてB&Wいいな~と思ったからです。
管弦楽のしっとりとした感じ、空気感、コントラバスの低音、何を取っても良いです。本当に12万かこれ?と思うほど、バランスが良く雰囲気を感じられるいい音です。
最後に「散々花嫁」です。
結城萌子さんの声はですね、どのスピーカーでも再生が難しいのです。メロディよりもヴォーカルの難しい曲。
これに関しては、正直言うとレクサスのマークレビンソンの方が上手く再生できます。冗談抜きに。
結城萌子さんの声は、Monitor AudioとかB&Wのほうが上手く再生できるんじゃないですかね。ヘッドホンで言えばAKGとか。polkみたいなアメリカンサウンドよりもヨーロピアンサウンドのほうがいいと思う。
メロディに関しては問題なし。
同アルバムの「元恋人よ」はメロディが少ないので、純粋なヴォーカルが楽しめるかも。このスピーカーは声の余韻・ブレスの表現はピカイチ。特に「サ行」は本当にしっとりしています。
と、こんな感じで曲を実際に聞きながらレビューしました。
X-Portのおかげか、低音のボワつきはないし速度感もある。高音もだるくキンキンしないので、すごくおすすめ。
音の傾向としては、ダイヤトーンに若干似ているかな?と思います。特に、写実的な音と、中高音はまさにそれですね。低音は密閉とバスレフの違いが流石にあります。
部屋の大きさに余裕が出来たら(=所得に余裕がある状況では)Reserve R700を買いたいくらいにpolk audio気に入りました。