皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。
今回は、もうすぐJALカードを発行してから1年経つので、前回の「ANAカードとJALカードの2枚持ち」から更に利用を繰り返してきたのもあり、再度評価をしていきます。
今回の内容は「JALカードとANAカード、どっちがいいのか」ということ、比較、両方持って飛行機に乗ってみて等の感想も含めます。
こちらの記事は前回の内容です。
目次
所持しているカードについて
まず始めに、私が持っている航空系カードのご紹介です。
- ANAカード一般 MasterCard
この2枚となっています。
ANAも、JALも一般カードという扱いですが、ステータスはJALのほうが少し上です。
その理由としては
- 年会費がEST会員なので1万2千円であること(通常は6,600円+α)
- カードラウンジが「普通」カードなのに利用可能(同伴1名も無料)
- 一応、MUFGの「ゴールド」相当
ということが挙げられます。
発行はMUFGの提携AMEXと言う扱いです。券面は銀色ですが、サービス内容はアメックスプロパー並。
対して、ANAカードですが
- 年会費2,200円
- これと言ったサービスはない
発行は「三井住友カード」ですから、安心と信頼感はありますが、特に優れているポイントは見当たりません。
MasterCardだから、Apple Payに登録した際に「iD」と「MasterCard Contactless」が利用できる点くらいでしょうか?
JALアメックスはApple Payに登録出来ませんからね。
見えてきた「マイルの貯まりやすさ」
やはり、2枚持ちしていて普段のお買い物の後、請求書が来て「ポイント数」が分かるのですが、この差が一番大きいと思います。
そもそもの貯まり方に差があります。
ANAカード
ANAカードは「Visa/Master/JCB」で発行される方が多いと思います。
ポイントの積算は1,000円毎1ポイント。
そのポイントをカード会社のサイトからマイルに変えます。
一般カードは1ポイント=5マイルです。
請求額が「23,980円」なら23ポイント。マイル換算で23*5ですから、115マイルです。
つまり「1,000円未満切り捨て」になります。
ここが「ANAカード」と「JALカード」の大きな違いになり、貯まるマイルも差が出てきます。
実際に、請求額がもう少しで1,000の位が増えるのに…という思いをしました。
2018年度は年間で22万円くらい使いましたが、1,000円未満切り捨てのために結構損をしました。
JALカード
2019年5月に発行しました。
ですから、執筆現在はまだ約9ヶ月と言うことになります。2019年の決済額は5月下旬~12月31日(請求1/10まで)に45万円くらい使いました。
こちらも合わせてご覧いただければ「より詳細に」理解できると思います。
マイルの加算方法ですが、
1決済ごとの請求額の10円単位を四捨五入
するという扱いになっています。
例えばスーパーで1月10日に1,355円、1月14日に645円決済したとします。
この場合、1/10の分は「14マイル」、1/16は「6マイル」という計算方法になります。
※ショッピングマイル加入時
合計すると2千円ですが、2,000円に対して20マイル付与ではなく、各決済ごとにマイルがどのくらい貯まるかが決まりますので、441円などのお買い物でしたら、うまい棒を1本買えば5マイルになります。
通常は200円=1マイルなのですが、「ショッピングマイルプレミアム」に加入すると100円=1マイルになるので、絶対におすすめ。
上記のこと(四捨五入)に加えて、「JALカード特約店」という制度が有り、イオンやエネオスなどでは100円=2マイルになります。2,000円ガソリンを入れたら通常は20マイルの所、40マイルになります。
こういったことを積み重ねていったら、半年で1万マイル超えました。
注)メイン利用が「JCBオリジナルシリーズ」でしたので、おそらくJALカードにまとめれば2万マイルは確実に超えていました…
まとめ
ANAカードは「1,000円未満切り捨て、まとめて付与」
JALカードは「10円単位四捨五入、各決済ごと付与」
実際に飛行機に乗ってみて
では実際に飛行機に乗ってみて、どのようなサービスを受けたかと言う点です。
2019年は
に乗りました。
記事はこちらを参照ください。
こちらは「JAL」の便です。
こちらは「ANA」のプレミアムクラス。
フライトで貯まるマイルも異なる
JALカードがANAカードより優れているなぁ!と強く感じたのが、
毎年初回搭乗マイル
というものです。普通カードであれば1000マイル、CLUB-A以上であれば2,000マイルが年1飛行機乗ればもらえます。
私は20代限定のEST会員ですから、1,000マイル多くもらえるので、2,000マイルをもらっている計算です。
ただ、
「フライト毎に貯まるマイル」はJALの方がしょぼいです。
があること。
ANAカードを持っている人全てに適用されます。
通常貯まるマイルに+10%ボーナスとしてマイルが付与されます。
沢山乗るほど、そのボーナスが実感できます。
また、飛行機に乗らなくてもANAカードを持っているだけで(カード発行月の翌年に)1,000マイルが付与されます。
乗らなくても1,000マイルもらえるので、JALのように「乗らないといけない」わけではないので、この辺はANAの方がいいかな。
まとめ
JALは搭乗ごとのマイルは少ないが、毎年飛行機に乗れば必ず1,000マイルがもらえる。
ANAは飛行機に乗らなくても1,000マイル付与され、搭乗ボーナスは飛行機に多く乗れば実感できる。
付帯サービスについて
ANAカードとJALカードを両方AMEXにしなければ比較しづらいのですが、一応年会費の差もありますので、まとめます。
JALカード
- カードラウンジが同伴1名無料
かなり助かりました。2名で飛行機に乗ることがちょくちょくあったのですが、同伴者がゴールドカードを持っているとは言え、それぞれ出したら時間がかかりますので1枚で済むようになりました。
- 毎年5,000円分の「eJALポイント」がもらえる(EST限定)
年会費が+5,500円かかるというので微妙だな、と思っているアナタ!航空券を買う時に5,000円の割引ができるポイントが付与されます!さらに5,500円の中には「ショッピングマイルプレミアム」も含まれるので、通常のカードで申し込むよりかなりお得です。
ANAカード
- ココイコ!が使える(三井住友カード)
お土産で何かを買っていく時、レストランに行く時など事前にスマホ・PCから申し込むだけでポイントが+αで貯まります。私は鳥取空港にある大丸でANAカードを使う前に申し込んだら、使用した金額+αのポイントが貯まっていて、その分をマイルに変えられました。
よく、高速道路で遠出(ドライブ・出張)をするのですが、食堂の食券機はEdyに対応しているところが多いですよね。事前にチャージが必要ですが、そこでEdyを使うと200円ごとに1マイルが自動で貯まります。
といったところでしょうか。
おすすめのカードは?(一般カード)
私がおすすめするのであれば、色々鑑みて、ANAとJALならこれ!という1枚を絞りました。
ANAカード
年会費こそ、7,700円+マイル移行に必要な6,600円の合計14,300円がかかりますが、100円=1マイルとなる点が高評価。
さらに一般カードながらもカードラウンジが同伴1名無料で利用できること、特に不満はないと思います。
年会費が高い!と言う場合にはJCBカードがおすすめですが。
JALカード
やはり「Visa payWave」搭載かつ、一般カードながらのシンプルな感じ、どこでも使えるVisa,DCカードであるということがポイントが高いです。
正直言うと「JAL viewカードもいいかな」と思いましたが、Suica圏外の方はあまりメリットないんですよね…
AMEXは年会費が高いので、ANAカードのような差違があればいいのですが、微妙なのでおすすめできません。
他のマイレージプログラムは必要?
今、自分が最も注目している内容です。
ANAの「AMC」とJALの「JMB」の他に色々なマイルプログラムがありますよね。
「Asia Miles」とか「マイレージプラス」とか。
自分は今年、「Asia Miles」を検討している段階にあります。
一応、「今年作ろうかなぁ」と思っているカードです。Asia Miles(主にはキャセイパシフィック航空)はOne Worldの加盟なので、JALと相互利用できると言うことが最大のメリットです。
マイルの相互利用(Asia MilesでJAL便の予約など)については最近まとめたばかりです。JALカードとANAカード、他にもう1枚悩んでいる方にはおすすめだと思います。
プラチナだけではなく、ゴールドもあるので(カードラウンジ利用は出来そうにありませんが)一応ご確認を。
MUFGカードの公式紹介サイトです。
JALやANAカードの場合、どこどこで使うとマイルが倍!と言うのが多い中、海外のマイレージプログラムは特にそういったことがない(カード利用で)ので、気軽に、どこでも使えるという意味ではいいのかもしれません。
※2020/04/01更新※
まとめ
実際に1年保有して、ANAカードのいいところ、JALカードのいいところなど紹介してきましたが、やはりJALカードは「20代限定のカード」があるという点で「これからJALを使ってくれそうな社会人」をターゲットにしていると言うことだけあって、マーケティングがうまいですね。
そういった意味では「20代に一番うま味があるのがJALカード」と言ったところでしょうか。
対してANAカードは「どの年代が使ってもサービスがほぼ同じ」で、「SFC(スーパーフライヤーズカード)修行して解脱(SFC入会すること)者勝ち」といったところか。
普段使いなら圧倒的にJALカードに軍配が上がります。
と言うわけで今回は「JALカードとANAカードの2枚持ち(両方持ち)をして1年使ったところの評価」といった内容でした。