今回は「ググる」と言うことに焦点を当てていこうかな、と思いまして相当前から言われている「ggrks(ググれカス)」についても触れていきます。
今回のテーマはgdgd気味なので、結論は中盤以降になります。序盤は背景や歴史について論じています。
というわけで、早速「ググるとはなんぞや」という方、いらっしゃると思います。インターネットを初めて間もない方、スマートフォンからインターネットの世界に入ってきた方、50代以上の方などは比較的に「ググる」という言葉を使わない、知らないという場合が多い気がします。
私の親、祖父を見た場合に「ググる」つまり、サーチエンジンとして「グーグル」を使わない事がほとんどです。Win98からインターネットを始めた我が家ですが、当時のサーチエンジンの主流は「Yahoo!」だった気がします。URLを入力する或いはツリーから徐々に深く進んでいくと言うことが多かったので。
Yahoo!の他には、BIGLOBEとか色々とありますが今でも「Yahoo!」が主流の方が多いはず。Googleを使うケースとしては「最初からアプリでChromeが入っていた」とか、「パソコンでChromeをインストール云々の表示が出てきて使っている」とか。今回のテーマとは少し話が違いますが、2010年くらいに入ってから身の回りでは「Google派」が多くなってきました。
そんなわけで、サーチエンジンとしてのGoogleですが、年々調べたい情報を簡単に見つけることができなくなっている気がします。私の場合は「こういうワードをAND検索すれば見つかる」と言うことが大体わかっているので大して不便に思いませんが、すごく疲れている時、単純なワードを入力すると「ほしい情報に行き着かない」ということがあります。
そんなときにネットやっていないで寝ろ!というのはごもっともですが。
2015年か2016年頃にこういった「欲しい情報に行き着かない」と言うことが起こり始めたように思います。
まず、原因を探っていく必要がありますがあまりにも時間がかかる量なので、私が使っているツールから色々と分析していこうと思います。
まず、「サーチコンソール」から。これは、Googleが提供しているサイト運営者向けのサービスなのですが、掲載順位やクリック率などが把握できるツールです。これを見ていると大体「欲しい情報」に行き着かない理由がわかります。
なんと言っても「有用な情報ほど掲載順位が低いから」
現在のグーグルにおいては、グーグルが判断して、検索結果の順位を決め、サイトの配信をしています。そのため、
- 文字数
- タイトル
と言うことが掲載順位上位を占めるのに必要な条件で、こういった経験をされた方が多いと思います。
文字ばかり多くて、求めている情報に行き着かない。
ね。私、何回か経験があります。とあるプログラミング言語の事で調べ物をしていたのですが、ソースコードを入力して調べる場合やスタート時点でわからないことを調べるのに使ったのですが、検索結果の順位1位のサイトの、中身のなさには驚きました。
他にはよくあることですが、クレジットカードの比較サイト。私自身、クレファンという会員制交流サイトをよく使っていますが、それ以外の暇な時に見るサイトがとても酷い。
8割以上のサイトが同じカードを推していることです。広告掲載サイトで、そのサイトから申し込んだ場合に収益が入るのですが、大体どのサイトを見ても
この4種類があるような気がします。私の感想ではありますが「なぜアコムACマスターを紹介するのか」謎です。ああいうカードはサイト経由で申し込んだ場合、かなりの収益が入ることがわかっているので宣伝しているのだと思いますが、「おまえ、このカード使ったことないだろ」というサイトに限って上記4種類を紹介しています。あり得ない。
というのは、私の愚痴なので流してくださいね。
肝心な「ggrks」という言葉が通用しなくなっている背景、上記のことが密接に関係しています。
先ほど、「掲載順位」について紹介した時に「文字数」について触れました。その「お字数」が非常に大きな要因で、Twitterなどでも見かけますが「ユーザビリティを無視して文字数増やしています!しばらくは仕方ない…」というツイート。サイト運営者としての自覚はないのでしょうか。「求めている情報」=ユーザビリティということになるので、文字数が何万字ある中に本質的な情報が1割くらいなのでしょうか。
そういった情報は「まとめサイト」なんかでもよく見かけます。というよりは、まとめサイトの方が色々な情報があって掲載順位が上位なのかもしれません。Twitterで一時期流行りましたが、「まとめサイトのテンプレ」です。
例えば…
- ○○したらこの結果に→あり得ない!その理由とは!?
- ○○の驚きの現在!年収は?結婚している!?
そう言ったサイトの本質的な情報はあまり触れれられておらず、結論として最後の最後(スマホで言ったら相当下に行かないとわからないくらい)に
- ○○についての情報はわかりませんでした!
- いかがでしたか?
と言う文字があります。
は?何が「いかがでしたか?」だよ。と思いませんか?
テンプレと化しており(あくまで私流の作例としてみてください。)
今回は清楚咲夜という人物について調べてみました!
彼の年収は?彼女は?気になる交際相手について調べてみましたので是非ご覧ください!
それでは、どうぞ!!
~目次~
1.清楚咲夜の年収は?実はリッチな生活!?
「長い本文」
2.気になる彼女は?彼女いない歴=年齢は本当!?
「長い本文」
3.実は格好いい?意外な素顔!
「長い本文」
~中略~
6.清楚咲夜のまとめ
いかがでしたか?今回は清楚咲夜という人物について深く調べてみましたが、彼の生活実態や彼女の有無についてはわかりませんでした!今後も見逃せないですね!!!
とこんな感じのやつです。
もっと短くすると
今回は清楚咲夜という人物について調べてみました!
彼の年収は?彼女は?気になる交際相手について調べてみましたので是非ご覧ください!
いかがでしたか?今回は清楚咲夜という人物について深く調べてみましたが、彼の生活実態や彼女の有無についてはわかりませんでした!今後も見逃せないですね!!!
テンプレ。
ゲラゲラ笑ってしまう理由ですよ…
で、色々「まとめサイトのテンプレ」について調べたら面白いサイト様があったので紹介しておきます。実際の「しつこさ」が非常によく再現されていますのでw
中盤くらいから再現されていますので、是非ご覧ください。見ていて笑いますから。
気を取り直して、「ggrks」という言葉が通じない理由ですが、先ほどの「まとめサイトのテンプレ」が非常に関係していて、一見「よくできたサイトだなぁ!」と思うわけです。
- タイトルがある
- 目次で区切られている
- 文字数が多い
Googleの掲載順位上位にランクインする条件をほぼ満たしており、本来の情報は「わかりませんでした」とかあやふやにするわけです。
その収益で食べるご飯は美味しいか?
やり方がいくら何でもお下品です。
だから昔だと「ggrks」という言葉でもググればすぐに情報が出てきました。例えば「最新 グラボ おすすめ」とか。大体、記事の序盤から性能・価格など提示されていましたから。
いまだと先ほどのテンプレまでいきませんが、かなり似たようなものばかりです。全部「まとめ!」とタイトルにある辺り察しますが、酷いもんですねぇ。
ググるにも、能力が必要な時代です。今回のテーマにした理由は不登校YouTuberのY氏の「勉強してなくても電卓がある!検索できる!」という発言から記事を書いているわけですが、果たしてその学力で「ググる」事はできるのか。9割無謀に近いです。求めている情報に近づくには、それなりの学力と知力、人間力が必要な時代です。
特に、知力があれば学力が劣っていてもググることはできそうですが、皆無だったら訳のわからない情報を提供するサイトにしか通じないわけですよ。
そう言われると「半年ROMれ」という言葉は甦らせるべきかな、と思います。
今回はこのへんで。