皆様いかがお過ごしでしょうか。清楚咲夜と申します。
今回は車ネタというわけで、愛車「レクサスGS350」についてです。
私が乗っているのは「GRS196」というGS350のAWD車ですが、今回はまとめて「GRS19系」ということでやっていきます。
いいところ
燃費が良い
第一に「燃費がいい」です。
これに関しては別途記事を書いています。
このクラスのセダンに限らず、排気量の多い車のイメージとして「燃費が悪いのでは」と思われる方が多いと思いますが、いざ所有して何年か乗っていますが「そこまで燃費が悪い」と感じたことはありません。
タイヤによって燃費が変わりますが、高速道路メインで走行すれば12km/Lは簡単に出ますし、下道でも信号が多ければ8~9km/L、田舎道だと10km/Lは出ますね。
でも近場(2~3km)はダメですよw
D-4Sという当時としては画期的な技術が使用されていて、
エンジンは燃料を噴いて燃焼させピストンを動かしており、「直噴」と「ポート噴射」という方式いずれかが採用されていますが、D-4Sはそのどちらも採用することによって燃費向上につなげているわけです。エンジンの回転数に併せて制御されているので、パワー感も十分で、不自然な感じがしません。(搭載されている2GR-FSEはカチカチカチ…というアイドリング音が特徴です。)
十分なパワー感
トヨタ初の280psオーバー車両(日本ではレジェンドが初の280psオーバーですが)ということで、カタログでは315ps/38.7kg・mという余裕のあるエンジンが搭載されています。
よく間違われますが、世代的にはクラウンアスリート(ゼロクラ)の2GR-FSEより先に販売されているので、トヨタ(レクサスブランド含め)だとGSでしょう。
IS,クラウンアスリートにも同じエンジンが積まれていますが、パワー曲線を見ると分かりますがISよりGSのほうが実用的な回転域のトルクが太く、街乗りから高速まで余裕のある加速をします。
それに相まって、3,600-4,000rpm付近でのエンジン音が素晴らしく官能的です。
4人乗っている状態でも不足ない加速はやはり3.5Lエンジンだからこそですね。
(1人で乗ることが多いので4人乗るとちょっと…と感じることがありますが、それでも勾配10%超の山道でも辛いということはありません)
長距離が疲れない
これに関しても記事を書いています。
その他にも、長野県から福岡県までライブを観に行ったことがあり、片道1,000kmを超える運転でしたが、疲れ知らずといった感じで、GSのCM(Youtube等でご覧ください)で宣伝している「ホテルのような~」という宣伝文句に頷けます。
「グランドツーリングセダン」という位置づけなので、当然のことかもしれませんが。
充実したオーディオ・車内装備
これに関してはオプションによって変わります。
私の車はフルオプションなのでそう感じるだけかもしれませんが、デイライトやHIDフォグランプ、サンルーフといった装備、ミリ波レーダー式のクルーズコントロールなど「長距離を走る人」に安全・安心をもたらす装備があります。
オプションの中でも特に評価したいのは「マークレビンソン」ですね。
あまり音楽聴かないよ~という人にはあまりお勧めできない装備ですが、「ガンガン音楽聴く」という人に必須のアイテム。
趣味でオーディオを嗜んでいるので、ゆったりとした気持ちで運転することができます。
普段聞いている音に近いので、自室にいるかのような環境で運転できるのがいいですね。
見た目が地味
完全に個人的な好みです。「地味」なんですよ。40~50代の男性が乗っていて渋さを感じるような車ですね。(ノーマルに限りますが)
スピンドルグリルは若々しさを感じますが、それ以前のレクサスは全体的に「落ち着いた/渋めの」というスタイルです。
IS/GS/LSというBMWで言えば5シリーズ的な位置にある車なので、人気もIS/LSにとられがちで「不人気車両」と言われていますが、地味に堅実に生きる人にとってはいい車だと思います。
また、リアビューが日本車っぽくない、セダンらしくなく「クーペっぽい」デザインをしているのもいいですね。その分、リアシートの居住性が悪いですが、人を乗せないのであれば問題ないです。
悪いところ
サスは硬め
グランドツーリングセダン、また初期のレクサスで方向性が定まっていない、アリストの後継ということもあって「やや硬め」の足です。
高速だと「このくらいのインフォメーションがあった方がいいよね」という硬さなので、上記「長距離でも疲れない」要因になっていますが、下道の場合だと話は別です。
3桁国道では凹凸がダイレクトに、県道のような場所でも「ガッタン」というくらいにかなり衝撃を感じます。3桁国道は結構気を使わなければなりません。
スポーツカーのようなバリバリした硬さではないですが、ショックのいなし方というのでしょうか、「高級車らしい柔らかさ」は少し感じますが、そこまで期待するほどの乗り心地ではありません。高速に限ってはしっとりとした乗り心地です。5シリーズと対比されることが多いですが、ベンツ的乗り心地ではなくBMWに近い乗り心地ですよね。
ガタピシ音が気になる
やはり高級車といえど、樹脂等が経年劣化します。そのため、ちょっとした段差を超えたときの「ガタッ」という音が気になります。
車内が静かだからこそ感じるので、贅沢といえば贅沢な問題点ですね。
私の場合、助手席の物入れに4冊ほどの整備簿が入っていましたが、物入れから頻繁に「ガタガタ」音がするので、それをトランクの床下収納に移したところ音が気にならなくなりました。物入れの蓋(カバー)にも収納できる限度があるようです。
コーナリングは苦手
ワイディングロード(峠とかですね)が好きでよくドライブに行きますが、正直言ってこの車の苦手分野でしょうね。
2トン近い車重をベンツのEクラスのようにす~っと曲げられるか、といわれると厳しいです。場所によりけりなのですが、長野県の三才山トンネルのような下り坂はしなやかにクリアできますが、国道403号線(菅平~上田)のような路面が悪い・急勾配の場所になると、サスペンションの粗も目立ち、45~50km/hでもかなりロールします。
ロールもある点から急にぐわっと沈むようなものなので、おとなしく高速を走りましょう。
ワイディングロードを走る場合はゆったりと優雅な気持ちでおとなしく走るのが吉です。
それ以外は特にないかな。またあれば追記しますが。
最後に維持費など
維持費としては年30~40万円くらいでしょうか。ガソリンに関しては変動するので最低価格で見積もります。(1回の給油で最長930kmは走れますので)
概算としては
- 車検代23万円(11万円/年)
- 保険料5万円/年(変動します。最近料率が変わりました)
- ガソリン代(変動)10万円/年
- 自動車税67千円/年
- オイル等消耗品3万円/年
現在、中古車市場では安く買える車としてYoutube等でLSを含め批判されがちですが、維持込みでは話は別です。1年だけ乗って売るのであればお得ですが、何回か車検通せば普通に2Lクラスの自動車を買った方がいいです。
車検に関してもパーツはそこまで高い気はしませんが、ブレーキ等替えるとなれば値が張りそうな感じ。(フロントは4ポットブレーキ仕様です)
個人的には落ち着いたデザインで、高速乗って長距離走るのでベストな選択をしたと思います。
MT車にも乗りたいと思っているので、GSと2台持ちなんかもいいですね。
おそらく、GSは「休日用」で、お買い物や通勤では「小型車(CT200hのような)」みたいな割り切りをすれば完璧だと思います。